「失われた十年」は乗り越えられたか 「失われた十年」は乗り越えられたか―日本的経営の再検証 (中公新書) 著者:下川 浩一 1990年代前半にバブルが崩壊し、経済は長く減速した。奇しくもバブル時代後期に当時の「エコノミスト」の編集長であったビル・エモットが「日はまた沈む」を発売し、日本はこれから長い不況に陥るだろうと予言したが、まさにその通りの展開となった。それから北海道拓殖銀行や山一証券など大手企業が次々と倒産。倒産しなくても大規模なリストラにより、失業によって路頭に迷う労働者も急激に増えた。また就職事情も氷河期化してしまい、高校や大学を卒業しても就職できない人も多かった。その人たちは失われた十年を抜けた後も非正規雇用で苦しめられたり、ニートになったり、なってしまったりしている人も出てきた。そういうことから自己責任論で片付ける人もいるようだがそういう背景も考えていただきたいと思う。 さてこの失われた十年は日本の経済や企業全般にとって岐路に立たされた時期であったことには間違いない。その中でも企業経営はコーポレートガバナンス(企業統治)が叫ばれたり、杜撰であった海
「失われた十年」は乗り越えられたか
9月 21st, 2008
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