ちょっと小生意気な小学6年生のおいっ子が突っ込んできた。「おじさんたちは景気が悪いと書いているけど、そんなに悪いなら国がお札をじゃんじゃん刷ってみんなに配ればいいじゃないの」。 フム、どう答えるか。 カネの信用がなくなって、インフレになるから駄目だ、なんて杓子(しやくし)定規の答え答をしたら恥かくぞ。物価がどんどん下がるデフレ経済では、カネを刷ってヘリコプターからばらまけ、というご託宣がノーベル経済学賞受賞者から提起されている。 経済とはカネが十分回れば、必ずよくなる。しかし、タダのカネを刷ってみんなに配ってもそうなるとはかぎらない。いま話題の定額給付金もそうだ。 例えばこのおいっ子たちが喜び勇んでお札を手にゲームソフトを買うとしよう。赤字経営のゲームソフト店のオヤジさんはその代金で一息つけるかもしれないが、銀行が運転資金を貸してくれないといずれ店をたたむ羽目になる。カネが回るという意味は、金融機関を通じて収益性のある事業や勤勉に働く勤労者の住宅ローンなどに流れることで新たな事業や需要が生み出され、しかも返済されることで還流することだ。 つまり、たっぷりと資金を
「屑」資産でもドル札に換えるFRB
12月 5th, 2008
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